平成30年1月に開催した第43回英語弁論大会で見事オークランド賞を受賞した,中村学園女子高校3年の鎌田あみさんより,NZ・オークランド市ホームステイ体験レポートが届きましたのでご紹介します。

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女子高生が持てる適応力をフル活用し、10日間で一生モノの出会いを見つけた話。

この滞在の一番の気づきであり、私が一番大事にしたいと思ったもの。それは、「過ごした時間」でなく「過ごしたいと思った時間」を共有できる人との出会いです。

ホストマザーのBernadette、

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大切なバディのLara、Mariana、Sabian、

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カウンセラーのMs.Kate、そして親書をお渡ししたMs.Julia。

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私が彼らと過ごした時間は、一番長いホストマザーでさえ10日足らずと極めて短い。しかし、だからこそ、私がその時間を忘れることはないでしょう。SNSにきれいな景色の写真や美味しかったものの写真を投稿するよりずっと、彼らと過ごす時を大切にしたい、と素直に思いました。たとえバスに乗っていても、夕食が終わった後でも。(でもあまりに景色がきれいだったので、休日にこんな写真を投稿したりもしました)

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それから、この滞在で私が一番努めていたことは、「現地生活にNZ人さながらに適応する」ことです。これは私がNZでやってみたかったことの一つで、「らしさ」とかいう枠組みをなくして、海外で生活したいと思って挑戦したことです。

大荒れの嵐の中フードで雨風をしのいだり、浜辺で会った知らないおばちゃんのボランティアを一緒にやってみたり、バターと塩で味付けした白ご飯を鍋で炊いたり、TVの前でオールブラックス(NZの国民的スポーツ、ラグビーのチーム。福岡で言うと、ホークスの試合を家族で見る感じ)を応援するために踊ったり、まだ暑さの残る3月のNZの高校生たちに大人気だった、炭酸ジュースにチョコレートアイスを混ぜてシェイクをつくったり(これは思いのほか美味しかったけど)、普段の私の生活にはなかったことをすすんでやりました。それから、私はNZでの食事がとても気に入って、毎日ご飯の時間が楽しみでした。特に好きだったのは、これまで食べたことのなかった、さつまいものチップス(フライドポテト)やポテトグラタンなど…!

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結局、滞在中は大変な思いをすることの方が多かったりしましたが、退屈を感じるスキのない、充実した日々があっという間に過ぎていきました。後悔はありません。むしろ、驚きに満ちた生活は、私に次々と新しい疑問や出会いをもたらしました。

これから留学したり、旅行したりする人に伝えたいことはひとつです。
たとえ10日ほどの短い滞在だとしても、自分の大切な第二の母の「ずっと前から知り合っているように大切」という言葉と笑顔を見られたのなら、それは私にとって過ごした時間以上の価値のある出会いでした。
「過ごす時間」よりも、自分の「過ごしたいと思う時間」を大事にしてください。

私はNZで改めて決心しました。
これからも世界を目標に、挑戦し続けたいと。

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短い滞在期間でも、ホストマザーや学校の友だちと充実した時間を過ごした鎌田さん。
今回芽生えた友情を大切に、これからも福岡とオークランドの架け橋として活躍してくださいね!