ホームステイプログラムは、将来、世界を舞台に活躍することを目指す福岡市の高校生を対象に、福岡市の姉妹都市でのホームステイ体験を提供することで、次代を担う青少年が主体的かつ積極的に国際情勢や異文化への理解を深めてグローバルな視野を持ち、国際社会で活躍できる人材へと成長することを支援する事業です。
2026年8月には、アメリカ・オークランド市に修猷館高校2年生の原さんを派遣しました。原さん作成のレポートを掲載します。
~プログラムを経て得たもの~
私は福岡ロータリークラブ様、福岡西ロータリークラブ様の協賛のもと、今年の夏に10日間、一人でアメリカのオークランド市に行かせていただきました。
【ホストファミリーについて】
空手少年である同い年のホストブラザーと、元気な13歳のホストシスター、そして明るいホストマザーと優しいホストファザーでした。母はフィリピンに、父はアルメニアにルーツをもつ国際色豊かな家庭で、朝ごはんなどで中東やフィリピンの料理が出てきたりして、様々な文化を感じることができました。ホストシスターとは最初、互いに遠慮してしまう部分があったのですが、一緒にボードゲームをしたり、テニスをしたりしながら、たくさん会話をしたことで、とても仲良くなることができました。一緒になぞなぞや折り紙やマジック、アメリカ版カラオケをしたのは大切な思い出です!
【たくさんの方々との出会い】
現地では、ホストファミリーだけでなく、オークランドロータリーのジョーさんをはじめとするロータリアンの方々、空手キッズのみんな、一緒に観光に行った友達などたくさんの方々に出会うことができました。
また旅を通して、レストランの店員さんや観光地で偶然出会った別のロータリアンの方と仲良くなるなどの予期せぬ出会いも多くありました。このプログラムを通して出会った方々とのご縁をこれからも大切にしていきたいです。
さらにSanta Cruzのビーチで行われていたビーチバレーボールに飛び入り参加させていただきました。初めてのビーチバレーボールで、室内のように思い通りに動けなくて、難しかったですが、皆さんがたくさん声をかけてくださってとても楽しかったです。
ホストブラザーとホストシスターが習う空手の練習にも参加しました。その日はラッキーなことに年1度の海での稽古の日で、みんなに交じって砂浜を走ったり、海に入って投げ合いをしたりしました。みんなで声を合わせて日本語で「1!2!…」と数えたりして、日本文化がアメリカでも浸透していることを実感することができました。
【スピーチ&市役所訪問】
また、日本を出国する前、帰国後に協賛である福岡ロータリークラブ様と福岡西ロータリークラブ様でスピーチをさせていただきました。また、アメリカの滞在中、オークランドロータリークラブ様で英語でのスピーチもさせていただきました。大勢の方々の前でスピーチをするのは初めてで、自分にとって大きな挑戦でしたが、これが自分にとって大きな成長につながりました。
また、社会の第一線で活躍される方々のお話を聞いたり、次の世代や社会に貢献するロータリーの方々の姿を間近で見させていただき、とても刺激を受けるとともに、私もこんな大人になりたいと思いました。
さらに、オークランド市役所を訪問し、親書を渡すという貴重な経験をさせて頂きました。親書を渡す瞬間には、自分が福岡とオークランドの架け橋であることを強く再自覚し、身が引き締まりました。
【アメリカでの気づき】
アメリカは多文化社会だということは知っていましたが、実際に訪れてみると予想以上に様々な人種の方々がいらっしゃいました。店員さんとお客さんが注文だけでなく、ちょっとした会話を楽しんだり、あるレストランでは、小さな男の子の誕生日を、その場にいたお客さん全員で歌ってお祝いしたりするなど、コミュニケーションが活発に行われているのが印象的でした。自然に会話を交わし、一緒に誰かを祝う姿がとても素敵だなと思いました。人種や文化的な背景の違いを越えて、会話を通して人とのつながりを大切にすることが、多文化共生にもつながるのではないかと感じました。
一方で路上や橋の下などでテントを張って生活するホームレスを多く見かけました。ホームレス問題は様々な原因が絡み合った複雑な問題です。要因の1つに移民問題もあると聞き、多文化社会の明るい側面だけでなく、そこにある課題にも目を向けることが大切だと感じました。
【自分自身の成長】
現地の方の話すスピードはかなり速く、最初は聞き取れないことも多かったのですが、めげずにたくさん話しかけていく中で、英語力がかなりアップしたと思います。最後はジェスチャーなども上手く活用しながら、言いたいことをかなりスムーズ伝えられるようになり、冗談などを言い合って互いに笑ったりできて、とても楽しかったです。
また、この研修を通して私はすごく自分の可能性が広がったと思います。人前でこんなに堂々とスピーチできることや、英語での会話ができることなど、挑戦を怖がり過ぎす、楽しいと感じる自分など、今まで知らなかった自分に新しい環境に挑戦したことで気づくことができました。それが自信にも繋がったと思います。
【旅の思い出】
研修の中での一番の思い出は?」と聞かれると数えきれないほどの楽しい思い出があり、選ぶことは中々難しいです。ホストファミリーやロータリアンの方々に、サンフランシスコや動物園、Muir Woods、Santa Cruz、Berkeley University、Lake Merrittなどたくさんの場所に連れて行ってくださいました。どれも刺激的で、日本では体験することのできない経験ができました。
バークレー大学では30名ほどのグループになって、学生さんに校内を案内してもらう機会がありました。その際、カルフォルニア州以外の州から来た人だけでなく、中国や台湾から来ていた人も数人いました。また留学生用の大きな建物があったりして、アメリカの大学の国際色の豊かさを感じました。
また、食べ物はサイズがとにかく大きかったです。最初はメニューを読むのが大変で、ホストブラザーに手伝ってもらっていましたが、後半にはわからなければ積極的に聞き、自分で注文できるようになり、そこでも成長を感じることができました。
【これから留学を考えている方へのメッセージ】
・留学前の準備
私は手作りの日本風しおりを30枚ほど作り、現地で出会った方々にプレゼントしました。皆さんとても喜んで下さったし、会話の種にもなるので、留学前に皆に配れるような簡単なものを用意しておくとより充実した旅となると思います。
・現地にて
とにかく積極的に行動しましょう、話しかけましょう、楽しみましょう。自分から動けば動くほど、楽しい思い出が増えていきます。自分の行動がその派遣の充実さを決めます!
【最後に】
サポートをして下さった福岡ロータリークラブ様、福岡西ロータリークラブ様、福岡市姉妹都市委員会の皆様に心より感謝申し上げます。
そして、現地で様々な経験をさせてくれたホストファミリーの皆様、ジョーさんをはじめとするオークランドロータリーの方々、そして現地で出会ったすべての方々、本当にありがとうございました。










